コラム
付帯部
忘れないで!付帯部の塗装と必要性
2021.08.09
外壁塗装工事と言ったら外壁に塗る塗料にばかり意識が行きがちですが、軒天や雨樋などの付帯部も外壁塗装工事の作業にとっては重要な部分です。
外壁や屋根だけでなく付帯部にも行き届いた手入れをしてこそ建物は印象の良い外観になるので、付帯部の塗装やメンテナンスを軽く考えてはいけません。
そこで今回は、住宅にとって大切なパーツである付帯部について、「塗装の必要性」をテーマにご紹介させていただきます。
付帯部とは、住宅のどの部分を指した言葉なのでしょうか。
住宅を構成する箇所のうち、付帯部と呼ばれるのは、雨樋、破風板、軒天井、幕板、雨戸、戸袋、笠木などです。
それでは次の章で、付帯部分それぞれの役割を見ていきましょう。
雨樋は、屋根沿いあるいは屋根の裏から壁面に沿って設けられ、雨水を集めて流し、排水させるための設備です。
雨樋には、塩化ビニールや頑丈な銅などが素材として用いられ、雨水の排水ににおいて重要な役割を果たしています。
軒天井は、屋根が突き出た部分の裏にあたる壁面のことであり、美観の向上や火事に際しての延焼防止などを担っています。
また、幕板そのものに住宅を保護するという明確な役割はなく、ツートンカラーにする場合など、外観上のメリハリを付けるために設置されることが多い意匠性パーツです。
通常の雨や風であれば、窓を閉めるだけでも十分防ぐことができますが、台風のような強風が吹き、物が飛んでくる可能性がある場合は、雨戸が大いに役立ってくれます。
また、雨戸を閉めることで防犯性を確保する。また外気を遮って防寒性を高められる。といった、副次的な役割も有しています。
他にも、日除けや外部からの視線の遮断といったこともできるため、付帯部の中でも特に多機能な部分だと言えるでしょう。
また、外部に設置されるものと同様に、室内の引き戸を収納するためのスペースの名称も同様に戸袋です。
ベランダであれば手すりの根本にある金属部分が、笠木です。
このように、付帯部分には多種多様な部品と役割があり、それぞれが最適な素材と形で住宅を守っているのです。
ご存知の通り、住宅の外壁には、その機能を長持ちさせるための塗装やメンテナンスが欠かせません。
ですから付帯部にも、外壁と同様に塗装によるメンテナンスを行う必要があります。
塗装は、単純に色を付けて見栄えを良くするだけではなく、塗料が持っている保護効果で、太陽光や雨風から住宅を保護するという目的があります。
メンテナンスを怠れば、太陽光に含まれる熱や紫外線で付帯部にもダメージが蓄積されていきます。放っておくと、いずれ雨の水分や湿気が外壁から内部へ染み込んでしまう可能性もあります。
そこで、付帯部にも塗装などのメンテナンスを行う必要があるのですが、前述の通り付帯部と一言に言っても、それぞれの違う建材が様々な箇所で使用されています。
軒天井にケイカル板が使用されている場合は、通気性を保つ塗料を選定する必要がありますし、ベランダ部に設置されている金属製の笠木には錆を発生させないように錆止め塗料を使用する必要があります。
このように、それぞれの箇所で使用する塗料は外壁塗装で使用する塗料とは違いますし、塗装できないほど劣化が進んでいる時には建材自体を交換する必要もあります。
建材の交換となると費用もかかる話になりますので、ダメージが蓄積していないうちに塗装によるメンテナンスを行うことができればベストでしょう。
付帯部には、外壁と共に住宅を守る役割があります。
ですから建物自体の築年数が経過すると、それに合わせて再塗装やメンテナンスを複数回行わなければなりません。ですが、それに伴う再塗装やメンテナンスのコストは安く抑えたいですよね。
そうすると必然的に、外壁塗装工事と同じタイミングで付帯部も塗装なりメンテナンスを行うのがベストと言えます。
なぜなら、外壁や屋根の塗り替えなどを検討されているお宅では、高い確率で外壁や屋根と同様に雨樋などの劣化が目に留まることがあるからです。
再塗装やメンテナンスは外壁・屋根・付帯部にとっては必須であるため、個別のタイミング行うよりも、一度に両方を済ませてしまった方がコストの低減につながります。
ですから、外壁の再塗装と同じタイミングで付帯部のメンテナンスを行えば、メンテナンスのサイクルを整えることができ、長期的にも維持コストを安価に済ませることができるでしょう。
今回は、住宅の外部を知る上で欠かせない付帯部について、ご紹介させていただきました。
意識しなければその存在を見落としてしまいがちな付帯部ですが、付帯部は住まいの快適さを高め、外観を美化させる役割を担う重要な要素です。
今回の記事を参考に、ぜひご自宅の付帯部もダメージが蓄積していないかチェックしてみてください。
外壁や屋根だけでなく付帯部にも行き届いた手入れをしてこそ建物は印象の良い外観になるので、付帯部の塗装やメンテナンスを軽く考えてはいけません。
そこで今回は、住宅にとって大切なパーツである付帯部について、「塗装の必要性」をテーマにご紹介させていただきます。
付帯部ってどの部分のこと?
付帯部とは、住宅のどの部分を指した言葉なのでしょうか。住宅を構成する箇所のうち、付帯部と呼ばれるのは、雨樋、破風板、軒天井、幕板、雨戸、戸袋、笠木などです。
いずれも住宅の外部に付随している箇所であり、住宅の利便性を向上させ、美観に寄与するなど、さまざまな意味と役割を担っています。
それでは次の章で、付帯部分それぞれの役割を見ていきましょう。
付帯部分の役割は?
●雨樋
雨樋は、屋根沿いあるいは屋根の裏から壁面に沿って設けられ、雨水を集めて流し、排水させるための設備です。
雨樋には、塩化ビニールや頑丈な銅などが素材として用いられ、雨水の排水ににおいて重要な役割を果たしています。
●破風板
破風板は、屋根と壁の間に設けられた板で、雨風が直接外壁に当たったり、屋根裏に侵入したりするのを防ぐ役割を担っています。●軒天井
軒天井は、屋根が突き出た部分の裏にあたる壁面のことであり、美観の向上や火事に際しての延焼防止などを担っています。
●幕板
幕板は、住宅の外部、特に階ごとの境目や瓦屋根の縁など、境界線をはっきりさせることを目的として設置されている横長の板であり、帯、帯板、胴差などとも呼ばれます。また、幕板そのものに住宅を保護するという明確な役割はなく、ツートンカラーにする場合など、外観上のメリハリを付けるために設置されることが多い意匠性パーツです。
●雨戸
雨戸は、名称の通り雨風をしのぐために窓の外側に付けられている部品を指しています。通常の雨や風であれば、窓を閉めるだけでも十分防ぐことができますが、台風のような強風が吹き、物が飛んでくる可能性がある場合は、雨戸が大いに役立ってくれます。
また、雨戸を閉めることで防犯性を確保する。また外気を遮って防寒性を高められる。といった、副次的な役割も有しています。
他にも、日除けや外部からの視線の遮断といったこともできるため、付帯部の中でも特に多機能な部分だと言えるでしょう。
●戸袋
戸袋は、引き戸型になっている戸を収納するために設けられる箱状のスペースを指し、雨戸や掃き出し窓の収納が主な役割です。また、外部に設置されるものと同様に、室内の引き戸を収納するためのスペースの名称も同様に戸袋です。
●笠木
笠木は、ベランダの手すりや腰壁の最上部に取り付ける仕上げ材のことを言います。ベランダであれば手すりの根本にある金属部分が、笠木です。
このように、付帯部分には多種多様な部品と役割があり、それぞれが最適な素材と形で住宅を守っているのです。
付帯部分に塗装は必要?
ご存知の通り、住宅の外壁には、その機能を長持ちさせるための塗装やメンテナンスが欠かせません。ですから付帯部にも、外壁と同様に塗装によるメンテナンスを行う必要があります。
塗装は、単純に色を付けて見栄えを良くするだけではなく、塗料が持っている保護効果で、太陽光や雨風から住宅を保護するという目的があります。
メンテナンスを怠れば、太陽光に含まれる熱や紫外線で付帯部にもダメージが蓄積されていきます。放っておくと、いずれ雨の水分や湿気が外壁から内部へ染み込んでしまう可能性もあります。
そこで、付帯部にも塗装などのメンテナンスを行う必要があるのですが、前述の通り付帯部と一言に言っても、それぞれの違う建材が様々な箇所で使用されています。
軒天井にケイカル板が使用されている場合は、通気性を保つ塗料を選定する必要がありますし、ベランダ部に設置されている金属製の笠木には錆を発生させないように錆止め塗料を使用する必要があります。
このように、それぞれの箇所で使用する塗料は外壁塗装で使用する塗料とは違いますし、塗装できないほど劣化が進んでいる時には建材自体を交換する必要もあります。
建材の交換となると費用もかかる話になりますので、ダメージが蓄積していないうちに塗装によるメンテナンスを行うことができればベストでしょう。
付帯部分の塗装工事の費用を抑えるには?
付帯部には、外壁と共に住宅を守る役割があります。ですから建物自体の築年数が経過すると、それに合わせて再塗装やメンテナンスを複数回行わなければなりません。ですが、それに伴う再塗装やメンテナンスのコストは安く抑えたいですよね。
そうすると必然的に、外壁塗装工事と同じタイミングで付帯部も塗装なりメンテナンスを行うのがベストと言えます。
なぜなら、外壁や屋根の塗り替えなどを検討されているお宅では、高い確率で外壁や屋根と同様に雨樋などの劣化が目に留まることがあるからです。
再塗装やメンテナンスは外壁・屋根・付帯部にとっては必須であるため、個別のタイミング行うよりも、一度に両方を済ませてしまった方がコストの低減につながります。
ですから、外壁の再塗装と同じタイミングで付帯部のメンテナンスを行えば、メンテナンスのサイクルを整えることができ、長期的にも維持コストを安価に済ませることができるでしょう。
まとめ
今回は、住宅の外部を知る上で欠かせない付帯部について、ご紹介させていただきました。意識しなければその存在を見落としてしまいがちな付帯部ですが、付帯部は住まいの快適さを高め、外観を美化させる役割を担う重要な要素です。
今回の記事を参考に、ぜひご自宅の付帯部もダメージが蓄積していないかチェックしてみてください。
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